【マダミス】「アンドロイドの告解」プレイ感想 ※ネタバレ注意

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今回は、マーダーミステリー「アンドロイドの告解」に挑戦しました。

  • 京森玲奈 kearu
  • 葛尾明日香 fami
  • 桑野リオン tevez
  • 雨山蓮也 aisan

【ここまでネタバレなし】ココフォリア上で全部完結!GMいらずのマーダーミステリー

ネタバレ感想の前にこれはもう最初に伝えたいと思って。

マーダーミステリーって「GMレス可」はよく見るけど、このゲームは「GMレス」。
どういうことかとココフォリアを開いてみるとコリャすごい。

「次に進む」ボタンを押すと、勝手に次にする行動とそのルールがテキストでアナウンスされるし、キャラクターの本アイコン推したらハンドアウトも読める。(もちろん他人が勝手に読めないように対策もされている)

GMがディスコードを使用して個々に資料を配布したりする必要がないし、プレイヤー側としても、あのPDFはどこだ?タブはどれだ?と迷わなくて済む。

ハンドアウトに関しては、感想戦にもかなり便利さを感じた。
GMが再び全員のハンドアウトを配って照らし合わせなくても、同じ盤面内にある見たいキャラクターのハンドアウトをすぐ見に行けた。めちゃくちゃストレスフリー!!

あと、あるタイミングで盤面があれこれなって、「こんなことできるだ!」とめちゃくちゃ感心したよ。それは実際にプレイしてみてのお楽しみで。

ココフォリア研究のためだけにでも、購入する価値ありだな~と思いました。もちろんストーリーも面白かったです!

※この先の記事にはネタバレが含まれます。未プレイの方はこの先閲覧しないでください。
※マーダーミステリーはゲームの性質上、一度物語を知ってしまうと同じシナリオで遊ぶことができなくなってしまいます。

ここをクリックすると、感想が表示されます。
目次

キャラ決め、キャラシート読み込み

イラストが可愛すぎて最初に拾われていく葛尾ちゃん。

あまり一番最初に紹介されるようなキャラクターは選んだことがなかったけど、重要な鍵を握っているのかな〜と京森玲奈を選択。

ハンドアウトは意外と時系列の記載がボリューミー!!今回のミッションは、幼馴染である未来先生を殺した犯人を見つけること。あとは、未来先生に頼まれて莫大な予算の改ざんをした事実を隠蔽すること。

犯人も楽しいけど、犯人じゃないとわかると落ち着いてプレイできる(笑)

ゲーム経過など

未来先生が死んだ時間の割り出し

だいたいのマダミスでやる基本の基本。「最後に生きている未来先生を見たのはいつなのか?誰なのか?」
16:30まで姿が確認されているがそれ以降はさっぱり。

人間ではないもの『葛尾明日香』

そんな最中、情報カードとして「人形だが人間ではないモノを運べ」と命令されたアンドロイドが運んでいたモノが「葛尾明日香」ということが発覚して、研究所の人間は大混乱(笑)

葛尾ちゃんはもしかして、人間じゃないの…?

血まみれの棚、焼却されそうになった箱、未来先生の頭から伸びるコード、気絶させられた葛尾明日香。誰がどこに絡んでいるのかもうわからなくなってきた。

雨山くんとの密談

密談は自由にしてもいいルールだったけど、ここで雨山くんから初の呼び出しされた。

ハンドアウトを再度読み込み、3年前から全く無名のアーティストの曲を聴いたり、出身大学の名前を間違えていることを指摘されるなど、なにやら自分の記憶がおかしいことに気付くワシ。

雨山くんの質問に答えた後、衝撃の事実を教えてもらう。

「それ、俺の姉ちゃんの趣味や出身大学なんだよね。」
「姉ちゃんは3年前に手術で亡くなったけど、その時の執刀医は未来先生。」

ぞわぞわぞわぞわ…

つ、つまり、私の脳は雨山くんのお姉さんの脳を移植されたもの…?
わたしが最近また目眩がしたり症状が再発してきたことを知って、未来先生は何をしようとしていた…?

隠し部屋の存在

第二会議に入り、制御システムMotherからの情報開示。

そして、未来先生の部屋から隠し部屋が発見される。培養液の中にいるのは葛尾明日香”2号”。

やっぱりクローン的なナニカだったのか。

雨山くん(aisan)の鋭い推理タイム

「メスで刺されて死ぬまでに60分かかった」という情報カードが開示されて、雨山くんの推理が鋭いこと鋭いこと。

「脳を手に入れるべく葛尾明日香を気絶させた未来先生が、なんらかのトラブルによりメスで刺され、アンドロイドに命令して自分を運んでもらい、記憶転送装置にくくりつけたのでは?」

「そして未来先生の記憶として”玲奈を救済するためなら、誰を殺してもいい”=”私は人間を殺しました、私はこれからも(玲奈を救うために)人間を殺します”という発言につながり、アンドロイド制御システムが作動したのでは?」

「アンドロイドが運んでいる棚に血がついており、時間的にこれは未来先生の血で、最後に事務室に出入りした人間が犯人だ。」

(あれ?確か血がついた棚が発見される前に出入りしていたのは桑野先生だな?)
「あのぉ〜、(タイマーピピピピピピ)

「…。」

推理披露のフェーズ

わたしの推理は、会議の最後に言えなかった「桑野先生が直前に出入りしていた件」を主張し、「犯人は桑野リオン先生」と結論づけた。

ただ、致命傷はメスで刺されたことだとしても、その後記憶転送装置を使うこと=自殺なのでは?となり、aisanの推理に押されて、この事件は全員で「自殺」として片付けることに。

重いテーマと向き合う

アンドロイドが殺人をしたと結論づけなかったので、研究所のアンドロイドを処分する道は免れたが、推理通り記憶転送装置をしていた未来先生が提案を持ちかけてくる。

これはなかなか難しい決断だった。
たぶんこのマーダーミステリーの1番のメイン。作者の問いかけとも言うべきか。


私の場合、未来先生とした「これからも生き続ける」という約束を果たすかどうかでかなり悩まされた。

自分が生き残るためには培養された葛尾明日香の脳を移植しないといけない。

桑野先生と結婚をひかえて幸せいっぱいなのに?
人の命を踏み台にして生きる価値なんてある?
それ以前に、すでに雨山くんのお姉さんの命を踏み台にしているじゃないか。今この時間も生きていていい存在なのか?
雨山くんは身体は違くても記憶が同じなら姉として想ってくれるのだろうか?
そもそも私がいなければ雨山くんのお姉さんは亡くならなかったよね?
私の存在なんか煩わしくて消えて欲しいと思っていてもおかしくないよね?


グルグルグルグル…脳がパンクしそう。


今回のメンバーは「その人の記憶がある=その人」という考えをみんな持っていて、桑野先生も雨山くんも「記憶があるなら身体は違くても良い」と。

とくに桑野てべす先生(笑)は、力強く「見た目が変わるとしても、記憶さえあるなら、また葛尾のことを愛せるよ。」と葛尾先生に話していて、激アツアツな展開だった。

雨山くんの考えも「記憶こそその人だと思っているから、姉がもう1度死ぬのは嫌だ。」と。

最終的に葛尾ちゃんにも「私はやってもらって構わない!」と同意を得て、私は「生”ぎだい”!!」と生を求め…さぁエンディングはどうなる…?

それなりのTRUE?

玲奈の命は助かり、桑野と葛尾は無事に結婚。全員が生き残り、みんなハッピーエンドに終わった。

命の定義(感想)

一応キャラクター設定もあるけど、ロールプレイというよりは、その人の元々持つ価値観とかが影響してくる内容だった。


命の定義(というのが正しいか分からんけど)は…肉体?それとも記憶?

今回はみんな「記憶があれば身体は違くてもその人だ。」って価値が一致したけど、「たとえ記憶が同じでも、その人の肉体でないなら同じ人として見られない。」と言う価値観の人がいたら、卓がもっと面白いことになったんだと思う。
なんなら思想が強い人同士の意見のぶつかり合いなんてあったもんにゃ、最悪、卓が険悪な雰囲気になったり…は、考えすぎですかね?(笑)


エンディング分岐は一通り見たけど、犯人を当てようがアンドロイドを破壊の道を選ぼうとしようが、最後の未来先生からの提案には、ほぼ必ず辿り着くようになっている。

なので、エンディングは「提案を受け入れる」「提案を受け入れない」の大きく2択に分けられていて、エンディング分岐が多いマダミスが好きな人だと「もっと分岐欲しいぃぃぃ~~」ってなる可能性もあったりなかったりするかもしれない。

結局、推理的なところより作者からの問いかけ重視なんだろうなという感想。


これから何十年先には移植技術も発達して、他人や機械に脳移植(記憶を転送)する時代もくるかもしれない。

機械に脳移植したら永遠の命を手に入れることもできるよね。


そうなることをよしとするか、「命の定義を何とするか。」今から考えていくべきなのかもしれないね(深~~い)

アンドロイドの告解 ココフォリアDL版 – CCFOLIA GAMES STORE

作・夜のくろうさぎ(@yorukuroseisaku [Twitter]) 様

プレイ人数 4人(GMレス)
プレイ時間 120〜180分

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