三浦春馬くんを、想う。

三浦春馬くんを、想う。

「大変、大変、春馬くんが」

と、母からのラインを見たのが7/18夕方。

 

三浦春馬くんの死にムチャクチャショックを受けている。

グッズを集めているとか、ファンクラブに入っていたわけじゃないけど、私が見たいな~という映画やドラマにはよく彼がキャスティングされていて、「いや~これこの役のイメージには合わねんでねーの?」みたいなものも、いざ見に行ったら「とても素晴らしい演技だった」と感想を持つものが多かった。

 

私の中では”真面目”なイメージが強かったが、”ラストシンデレラ”というドラマでそのイメージがガラリと変わった。

彼が演じたのは、騙すために近づいた年上の女性と日々を過ごすうちに、人を愛し、愛されることを知り、自分の人生に向き合っていく青年の役。

ストーリーが進むごとに変化する青年の心情を、表情や仕草で繊細に表現し、ストーリー後半にはOLたちがウットリしてしまうような大人の色気があるベッドシーンまで披露した。

もうこんな演技もできる年齢になったのかと。これからもっと演技の幅を広げ、絶賛されていくものと思っていた。

30歳という一つの区切りに到達し、(私の年齢的にも)このまま一緒に老いて、私が彼の訃報ニュースを見るのが先か、私の方が先に死ぬのか…なんて丁度考えていた矢先、彼は突然いなくなってしまった。

 

今回の報道後に一番見かけた言葉は「なんで?」「どうして?」だった。

つまりそれは彼の人生がまさか「死にたくなる人生」だとは誰も思っていなかったということだ。

演技の才能に恵まれ芸能界で活躍し、整った顔立ち、背も高く、周りから見たら誰もが憧れるような人生を、彼は「生きる価値のない、不幸せなもの」だと思っていた。

 

遺言も公開されていない中、あれこれと自死に至る原因を考えたところで本当のことは本人にしか分からないし、彼がこの世を去った今、一生その心の内を聞くこともできないが、30歳というとなかなか俳優として悩む時期だったのかとも思う。

人気商売の「芸能界」という世界で、イケメン俳優として売り出される10代~20代の時が過ぎた。

一般的なサラリーマンは年齢が上がるにつれ昇進したり給料が上がったりするが、芸能界は逆だ。年齢が上がっても昔よりかっこいいと持てはやされ、人気が爆発的に上がることはない。むしろ次々に新人が現れ、世代交代を繰り返していく。

そしたら今度は「ただの俳優」として評価され続けなければならない。評価されなければ起用してもらえなくなるかもしれないという不安も一緒に抱えて暮らすことになる。忘れ去られ、「あの人今なにやってんの?」と言われる日が来るかもしれない、と。

「俳優をやめたい」と、悩み苦しんでいた時期があった。21歳の頃、2012年2月5日放送の『ホンネ日和』(TBS系)で、三浦は兄のように慕う寺脇康文と対談し、役者として自信を無くし苦悩した日々について語っている。19歳の頃の『サムライ・ハイスクール』撮影時、今までに感じたことの無い疲労感に襲われ、「役者をやめて俺は農業の道に行こう」、「とにかく今の状態から逃げ出したい、故郷へ戻りたい」この一心だったという。この時は母親に説得され思い止まったが、すっかり俳優として自信が無くなってしまったという。 wikiより

19歳の時に抱えた不安が時間をかけて大きくなり、なりたい自分と現状の自分のギャップ、立場や年齢、そして将来への不安全てから逃げてしまいたくなったのだろうか。

 

正直今は、生前の映像を見ると何をみても「本当の彼はどこにもいなかったんじゃないか」などと考えてしまって本当につらい。私のような一般人が彼のために何ができるわけでもなかったけど、とても胸が締め付けられる。

けど、しばらくしたらちゃんと私も彼が残した作品・番組を1つ1つ辿っていこうと思う。

私に見せてくれた姿が本当のあなたじゃなくても、あれは間違いなくあなたの一部で、

人生と命を懸けて演じてくれた「三浦春馬」だから。

 

 

Night Diver本当にキレイだった。春馬くん、お疲れ様でした。

 

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