ギャザクラ、とくにギャザラーやっている時ってすごく暇じゃないですか。
「ずっとフィールドの曲を聴くのも飽きた。」
そんなアナタに!!!
最近よく聞いている北欧ノルウェーの歌姫、AURORA(オーロラ)の曲をいくつか紹介します。
先日、映画「アナと雪の女王2」で”不思議な精霊の声”を担当した彼女。
彼女の曲は非常にパワフル。「性指向」「愛」「差別」「生物学的危機」など難解で壮大なテーマをとりあげ、エレクトリックの中にノルウェーという美しく自然溢れる国らしいフォーク、シンフォニックな要素を取り入れ、大地を揺るがすようなサウンドを生み出します。
もっと日本でも有名になれ!と思っているのですが、なかなか…。
ということで、今回は、2018年に発売された「Infections of a Different Kind (Step 1)」と、2019年に発売された「A Different Kind Of Human (Step 2)」というセットアルバムの中から、人気のナンバーを抜粋しました。
ブログを見に来てくれたヒカセンのみなさんと、AURORAの素敵な出会いになりますように…。
1.Queendom
もし人々があなたの性の指向や感受性を理解していないのなら、
私の王国をあなたに。
人は皆、自由に人を愛し、自分の好きな人にキスをし、自分の好きな人に触れることができるというジェンダー問題にも触れた1曲です。「もし他人に理解されず苦しいなら私の王国に来なさい、ここにあなたの居場所があるわ。」と言っているわけであります…たぶん。※英語は苦手
1番AURORAらしいサウンドかな~と思って、一番最初に紹介しました。ちなみにPV内で踊りまくっていますが、彼女は6〜16歳頃まではダンスパフォーマンスの活動も行なっていたようです。PVでもライブでも彼女は「魂の自由」を表現するかの如く自由な振り付けで身体を動かしながら歌を歌い、人に様々なことを訴えかけるのです。
ここで「こういうジャンル好きかも」と思ってくれた方は、きっと以下の曲も気に入ってくれると思います。
2.Animal
動物は空腹に、愛と性を探し求めている。
Animalはライブでも人気の一曲のようです。狭い檻の中、窮屈な都会の中で愛を求めてさまよい、食いつくされていくAURORA。歌詞を追っていくと重たいのですが、サウンドはとてもかっこよく。個人的にもお気に入りの一曲です。
ちなみに、YoutubeにはAnimal (Live at The Current)というタイトルで、アコースティックバージョンも上がっているのですが、それもとても素敵なので気に入った方は是非。よくAURORAのライブサポートでコーラスを担当しているSilja Sol(シリア・ソル)とのハモリは必見です。
3.The Seed
最後の木が枯れ、魚がいなくなり、川が汚染されて、私たちは気付く。
お金を食べて生きていくことはできないと。
素直に環境破壊をテーマにした曲です。直訳っぽくなるけど「お願い、私の首を絞めて。涙がでるから。その涙が大地に落ちればまた花が育つでしょう。」みたいな歌詞がすごいなーって。凡人には思いつかない。
重たいリズムと大地から聞こえるようなコーラスが凄く好き。
4.The River
たくさん泣き終わったら、悲しみが恋しくなる?
いいえ、もっと笑顔になっているはずよ。
The SeedやAnimalよりも、AURORA本来の綺麗で優しい歌声が強調された一曲。地球全体の自殺率の半分以上が男性であることを知ったAURORAが「弱い自分を見せるのは恥ずかしいことだと思い、抱え込む人がたくさんいる。もっと自分らしく、辛いときはたくさん泣いていいのよ。」というメッセージを込めて作った曲とのことです。
このPVの好きなシーンは、涙を流すことをやめていた(ツタをハサミで切る)AURORAが、ハサミを捨てて顔いっぱいにツタを生やし、森を駆け野原を駆け、全てを解放し紅い花が咲くシーン。映る自然がとても綺麗で、広大な森や野原は日本ではなかなか見ることができない景色ですね。
以上、4曲のご紹介でした。
AURORAを知らない人でもリズムがハッキリしていて聞きやすいものを選んだつもりですが、いかがでしたでしょうか。AURORAについては、下記の記事内でも少し触れていますのでよろしければついでに読んでいってください。
https://kearukaeru.com/entry/2020/01/05/181114
また彼女のYoutubeでは上記4曲が収録されているアルバムをフルで聞くことができますので、是非チェックを。
https://www.youtube.com/channel/UCNjHgaLpdy1IMNK57pYiKiQ
※追記(2020/1/20)
一部、曲の解釈やAURORAの経歴に間違えていたところがあったので編集しました。
コメント